イタリアワインの作り手紹介
栽培から醸造まで一貫した管理体制で
湖畔の気候が届ける多彩なテロワール
ワイナリーはイタリア最大の湖、ガルダ湖を見下ろす丘の上にあります。ウォルター・デリボリとジョルジュ・クリストフォレッティにより1971年に設立され、現在も二つのファミリーによって経営されています。その特徴は、ブドウの栽培から製造に至るまで一貫管理体制を整えていること。品質を裏付ける食品安全規格(BRC)や国際食品規格(IFS)の認定も受けており、高品質なワイン造りを手がけてきました。ガルダ湖の右岸に広がる丘陵地帯は、古くからワイン造りが盛んな地域。穏やかな気候で、湖からの暖かい風と北側の山からの冷たい風により昼夜の気温差が生まれ、アロマ豊かなブドウが生育します。所有する220haの畑では土着品種のブドウが栽培され、ヴェローナ県やヴェネト州の代表的な銘柄のワインを産出します。
バルドリーノ、ルガーナ、クストーザ、ソアヴェ、ヴァルポリチェッラ(リパッソ、アマローネ)などDOC・DOCGワインをリリース。広大なブドウ畑を所有するため、土壌のテロワールが変化に富むこともデリボリの特徴です。バルドリーノのエリアは通年温暖な気候に恵まれ、小石を含む石灰質の土壌がブドウに繊細でフルーティーな香りをもたらします。ソアヴェのエリアは、カリウムとリンが豊富な粘土質の土壌で、辛口でミネラル感のあるワインを産出。ヴェローナの気候・土壌をよく反映した上質なワインを送り出すことは、この地で守り継がれてきたワイン造りの伝統を伝えていくことでもあります。
生産者情報
デリボリDELIBORI
醸造家 Edoardo Lessio
輸出管理者 Damiano Salier
ヴェネト州
上級ワインの生産量はイタリア最大を誇ります。ロミオとジュリエットの街ヴェローナではソアヴェ、ヴァルポリチェッラなど、州の東側ではプロセッコやカベルネ、シャルドネなど、ガルダ湖南岸ではバルドリーノなど、多彩なワインの産地です。