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Franciacorta DOCG Saten NV

産地

ロンバルディア州

生産者

マイオリーニ

品種

シャルドネ 100%

アルコール

12.5%

容量

750ml

香り

リンゴ、柑橘、スペアミント、ナッツ

ペアリング

前菜、魚の南蛮漬け、寿司、ほとんどのお料理に合わせられる

清涼感と蜂蜜のような優しさクリーミーな喉ごしのサテン

白ブドウだけでつくられる「サテン」。シャルドネのみで醸造し、瓶内気圧を５気圧以下にしてソフトな口当たりに仕上げ。自社農園の手摘みブドウを優しくプレスし、18℃のステンレスタンクで一次発酵。翌年の春、シャンパーニュ由来の酵母を使い、瓶内二次発酵は最低でも36カ月間行います。

淡いゴールド、持続性が高くきめ細かい泡立ちで、粘性は高め。ドライな飲み口ですが、口に含むとミネラル感や、リンゴやグレープフルーツのようなフレッシュな酸味が広がります。ナッツや蜂蜜のようなアロマが心地よく、なめらかな喉ごしです。

イタリアワインの魅力をお伝えする「読むワイン」

Vol.12 泡立ちに果実味、長い余韻 幸せいっぱいフランチャコルタ

　「レアーレカンティーナ」では、イタリア各州の造り手を訪ね、味わい、厳選したワインだけをラインアップしています。今回は、ロンバルディア州の「マイオリーニ」が手がける「フランチャコルタ・ブリュット・サテンＮＶ」をご紹介します。

　イタリア北西部のロンバルディア州は、商業、金融、工業などが集まる国内で最もゆたかな州で、国民総生産の約4分の1を生み出しています。中心地ミラノは、最先端のモード、インテリアの発信地としても名高い街ですね。

　20歳のころ初めてのイタリア旅行で、ローマ、フィレンツェのあと、ミラノへ立ち寄ったことがあります。道行く人のなかにハッと目を引くお洒落さんが多く、流行のファッションにハイヒールで闊歩する若い女性の姿に、Tシャツにスニーカー姿の自分が恥ずかしくなったのを忘れられません。

　さて、食の記憶をたどってみると、どういうわけかミラノでは二晩とも同じ中華料理店を訪れました。当時の旅日記には「10日ぶりに白飯が食べられた」「800円ほどでお腹いっぱい。明日も来よう」と書いてあり、どうやらホームシック気味で、ほかの2都市にくらべて物価の高いことにも戸惑っていた様子です。当時ワインを知っていたら、美味しいフランチャコルタの1杯でも……と残念でなりませんが、日本にいながら、こんなに素晴らしいフランチャコルタを味わえるのなら、嘆くことはありません。

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このワインの造り手「マイオリーニ」について