厳選イタリアワインのオンラインショップreale cantina

Chianti Classico 2017
- 産地
- トスカーナ州
- 生産者
- カロッビオ
- 品種
- サンジョヴェーゼ100%
- アルコール
- 14.0%
- 容量
- 750ml
- 香り
- ダークチェリー、ラズベリー、ドライフルーツ、スミレ、クローヴ、ハーブ
- ペアリング
- ミートソースやトマトソースのパスタ、リゾット、ビーフステーキ、ポークロースト、肉や魚のトマト煮込み、パルミジャーノ
イタリアワインのシンボル 芳醇でまろやかな味わいのフルボディタイプ
泥灰土のガレストロ土壌の畑から手摘みしたブドウを、ステンレスタンクで発酵後、スラヴォニアンオークのトノーで12カ月間、瓶内で2〜3カ月間熟成します。果実味、酸、タンニンの調和に優れたキャンティらしさを備えながら、キャンティ・クラシコのリゼルヴァクラスのクオリティを持つ、フルボディタイプ。5〜6年寝かせても、いきいきとした果実味が保たれます。
ソフトなタンニンがあり、酸味は軽やかで、穏やかなミネラル感。ラム酒のようなフレーヴァー、スパイスやハーブのような独特の香りを伴い、長い余韻が続きます。
18℃程度でブルゴーニュグラスで楽しむのがおすすめです。
※画像の年号とお届けするワインのヴィンテージは異なります。
イタリアワインの魅力をお伝えする「読むワイン」
Vol.29 完熟ブドウのやわらかなタンニン 黄金の「キャンティ・クラシコ」
「レアーレカンティーナ」では、イタリア各州の造り手を訪ね、味わい、厳選したワインだけをラインアップしています。今回は、トスカーナ州の「カロッビオ」が手がける「キャンティ・クラシコ 2016」をご紹介します。
イタリアの赤ワインといえば「キャンティ」を真っ先に思い浮かべる人もいるほど、日本でもポピュラーな銘柄かと思います。でも、「キャンティ」と「キャンティ・クラシコ」の違いって? という疑問の声も聞こえてきそうです。
話は18世紀までさかのぼります。1716年、メディチ家の支配下にあったトスカーナ大公国時代に、トスカーナ大公コジモ3世が、カルミニャーノ、キャンティ、ポミーノなど、ワイン産地の“境界線”を定めました。これは世界で初めての「原産地保護」といわれています。
中世の面影と美しい田園風景を満喫できる、イタリア中部のトスカーナ州。
州都フィレンツェや古都シエナ、ピサの斜塔など一度は訪れたい観光地が多く集まっています。フィレンツェはルネサンス発祥の地であり、レオナルド・ダヴィンチやラファエロ、ミケランジェロなどの偉大な芸術家がこの地から輩出されました。中世の美しい街並みを楽しめる一方、緑豊かな美しい田園風景も有名で絵画のような景色が訪れる人をどこか懐かしい気分にさせてくれます。
トスカーナを代表するワインといえば「キャンティクラシコ」です。そのキャンティクラシコに描かれている黒い鶏を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。なぜ黒い鶏なのか、あのシンボルマークにまつわる伝説をご紹介します。
このワインの造り手

カロッビオ
CAROBBIO
黄金の谷から生まれるキャンティ・クラシコ
カロッビオは、フィレンツェとシエナの間のキャンティ地区の中央に位置するパンツァーノの郊外にあります。ワイナリーは、コンカ・ドーロ(黄金の谷)と呼ばれる南西向きの海抜300~450mに位置し、森とオリーブ畑に囲まれ、穏やかで昼夜の寒暖差が大きく、気候条件に恵まれています。
土壌には3種類の特徴が見られ、石灰を多く含む粘土質土壌で保水性が良い「アルベレーゼ」と、礫岩を多く含む泥灰土壌で水はけが良く保温性に優れる「ガレストロ」、豊富な鉱物分を含む火山性粘土質土壌「シルト」から形成。ブドウの育成に絶好の条件がそろっており、ワインの味わいに多様性を与えています。
生産地について

トスカーナ州
イタリアルネッサンスを生んだこの州では、ワインルネッサンスと呼ばれるワイン改革が60年代後半から始まりました。キャンティやブルネッロの近代化高品質化にはじまり、品種や醸造法にとらわれないスーパートスカーナなどを生み、イタリアワインを牽引しています。